旧逆川道路デザイン検討業務 (東京都大田区/2010-)

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 旧逆川道路は蒲田駅東口地区の中央に位置し、アロマスクエアとバス通り、さらには呑川緑道を結ぶ全長約220m、幅員約12mの道路である。古くは六郷用水の分水である逆川が流れており、松竹撮影所や高砂香料の工場も隣接していた蒲田の歴史において重要なエリアであり、現在はJR蒲田駅と京急蒲田駅の中間点として、付近にはビジネスホテル等の宿泊施設や商店街をはじめ飲食店が集積している。
 この”さかさ川通り”を蒲田の新たな回遊路整備に向けたモデルとなるような普遍的かつ魅力的な道路デザインとするために、平成23〜25年にかけて周辺住民の方々から幅広く意見を募りながら計画を立案した。
 設計にあたり最初に縮尺1/100の道路検討用の模型を制作し、検討委員会でスタディを重ね、4つのデザイン案をまとめた。その後、現地ワークショップにおいて、周辺住民や在勤者からその縮尺模型を用いてデザインに対する意見を集めるとともに、どの案が良いか人気投票を行った。
 その後、さらなる検討を行って一案にまとめてから、最終確認として原寸模型ワークショップを実施した。縮尺模型とともに、ベンチ、車止めの原寸模型、さらにいくつかの舗装材料とパターンを現場に設置することによって、細かな寸法や形のチェック等の景観シミュレーションを行い、基本設計を完成させた。
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 現在は、整備後の維持管理や広場空間の利活用について検討を行っているところである。