小山東部第一まちづくり検討業務(栃木県小山市/2008-2012)

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 区画整理事業は、一般的に道路や公園の整備を行い、整地された土地を売却する事によって事業は完了するが、その事業のみでは景観が整ったまちは形成されない。そこで、小山市東部第一区画整理組合は事業終了を数年後に控え、その間に魅力ある美しいまちづくりを推進するために、将来まちづくりビジョンとその方策の提案を行った。
初年度は地域の課題を整理すると共に、地元のキーパーソンヒアリング、若い居住者のグループインタビューを行い、市民意識の直接把握を行った。その後、地区の将来ビジョンを作成し、それを実現するための地区整備計画(案)を策定した。地区住民に将来の街なみイメージを理解していただくために、図面と文章の表現以外に、地区全体79haにわたる縮尺1/500の大きな模型を製作した。
次に地区の将来まちづくりビジョンの市民版リーフレットを作成した。また前年度製作した地区全体79haにわたる縮尺1/500の大きな模型に街路樹や公園の緑等を加え、より住民にわかりやすい景観表現に整えた。さらに地区の中心である保留地109にコンテナ8棟を2ヶ月間設置し、リーフレットや模型の紹介と共に、地区の文化芸術活動をしている市民が様々な展示やイベントを行う「OYAMA CONTAIN-ART109」を実施し、将来のまちづくりビジョンのPR活動を行った。